「便潜血反応陽性です」と言われたら・・・

大腸CT検査(CT colonography)

CT装置
あおぞらクリニック CT装置

大腸CT検査は、内視鏡を挿入せずに大腸を診断する新しい大腸がん検査法です。

お尻から炭酸ガスを注入して大腸を拡張させ、新型のマルチスライスCT装置を用いて撮影することで、あたかも内視鏡検査を行ったかのような大腸3次元画像を得ることができます。

これまで主流となっていた大腸内視鏡検査と比較して苦痛が軽減されています。内視鏡検査の時のような大量の下剤を飲むことはなく、また検査もおよそ15分程度で終わります。検査中の痛みもほとんどないため、鎮静剤を使うことはありません。

当クリニックは 日本消化器がん検診学会の大腸CT検査技術認定施設」に認定されております。大腸がん検診についてお困りな事がありましたら何なりとご相談ください。

大腸CT検査を受けるには

大腸CT検査は歴史が浅い検査法です。そのため保険適応について厳しく規定され、経験の浅い医師によって安易な判断で検査を行うことがないように制限を設けられています。

当クリニックでは、積み重ねた知識や経験を元に、ひとりひとりの患者さんの状態に応じた検査法を検討しご提案いたします。まずはご相談ください。

なお、大腸CT検査は検査の前日から準備が必要です。あらかじめ前処置薬をお渡ししたり、検査までの手順をご説明する必要がありますので、お電話等で検査の予約をお取りすることはできません。まず受診いただき、診察を受けていただいた後に大腸CT検査の予約となります。

保険診療にて大腸CT

健康診断や大腸がん検診の検便(便潜血反応検査)で「陽性」の判定を受けた方は、ほとんどの場合において大腸CT検査の適応となります。検診結果を持参して早めに受診してください。

またお腹に症状があってご心配な方は、診察させていただいた上で方針を検討いたします。(症状がある方の場合、お腹の状態によっては大腸CT検査は禁忌となる場合もありますので、必ず診察が必要です。)

自費診療にて大腸CT

検便(便潜血反応検査)での異常や特に気になる症状が無い場合でも、検診の目的で大腸CT検査を受けることが出来ます。

この場合 大腸CT検査は、大腸がん検診における検便と内視鏡検査の中間的な位置付けだとご理解いただくと良いと思います。
「検便だけでは心配だけど、内視鏡検査を受けるのはちょっと負担が大きすぎるな」とお考えの方に、大腸CT検査を定期的にお受けになられることをお勧めいたします。

なお自費診療の場合、検査費用は 27,500円(税込) となります。

大腸CT検査の解説(長所・短所)

大腸がん検診(主に便潜血反応検査)にて陽性(要精密検査)の判定となった場合、これまで大腸バリウム検査や大腸内視鏡検査にて精密検査が行われてきました。これらの検査法と比較しながら大腸CT検査の特徴をご説明します。

大腸CT検査の長所

  • 大腸を空っぽにする必要がないため、内視鏡検査時のように大量の下剤を飲むことはありません。
  • お尻から炭酸ガスを注入するだけですので、癒着等で内視鏡の挿入が困難な方でも検査が可能です。また炭酸ガスを注入する際に圧力を一定に保つ装置を用いていますので、検査による大腸穿孔などの偶発症が極めて稀です。
  • 痛みなどの苦痛はほとんどありませんので、検査時に鎮静剤(眠り薬)は使用しません。検査終了後、そのままお仕事に戻ることも可能です。
  • 検査が短時間(約15分程度)で済みます。来院から会計終了まで 30分~1時間程度です。

大腸CT検査の短所

  • 表面型病変や5ミリ以下のポリープを見つける能力は内視鏡検査に比べてやや劣っています。(しかし、治療が必要となる6ミリ以上の隆起性病変では内視鏡検査と同等の診断能を持っています。)
  • 細胞の検査(生検)や、ポリープ切除などの治療をすることはできません。病変が見つかった場合には、後日改めて大腸内視鏡検査が必要となります。
  • 医療被ばくがあります。対策として、当院では通常のCT検査の1/3~1/2の放射線量で撮影を行っております。

当クリニックでの大腸CT検査の実例

患者さん その1

症例2 CTC画像
症例2 内視鏡画像



左:大腸CT画像 右:大腸内視鏡写真
大腸CT検査にて発見された進行大腸がん

患者さん その2

症例1 CTC画像
症例1 内視鏡画像



左:大腸CT画像 右:大腸内視鏡写真
直径6mmの早期大腸癌