地元で安心して治療を続けるために・・・

がん治療

「日本人の2人に1人はがんに罹り、4人に1人はがんで死ぬ」
最近よく見かける言葉ですので、皆様の中にも聞いたことのある方がいらっしゃるかもしれません。

ややショッキングな言い回しかもしれませんが、確率的に言えば「長く連れ添った夫婦のうち、どちらかが癌になる」という言い方にもなるかと思います。それだけ「がん」という病気は、他人事ではない、身近に存在する病気です。意外に医師であってもそういった認識を持っている人は少ないかもしれませんね。

あおぞらクリニックでは、20年来、消化器外科医として癌治療に携わってきた経験を生かし、いま癌と闘われている方々の「地元の主治医」としての役割を提供しております。

また早期発見を目指し検診にも力を入れています。

術後の定期検査(サーベイランス)

根治手術を受けられた方に対しては、術後のある一定期間、定期検査を行うことが推奨されています。

多くの場合は手術を受けた病院で定期検査も受けていくかと思いますが、手術を受けるために遠くの病院まで行ったものの、術後の定期検査まではとても通いきれないといった悩みを抱えている方も多いようです。

あおぞらクリニックでは、佐久医療センター消化器外科、乳腺外科との術後連携パスに参加し、病院主治医の先生と緊密に連携を取りながら、定期的、計画的な診察・血液検査・内視鏡検査、CT検査等を担当させていただいております。また信州大学付属病院消化器外科、上田医療センター外科、泌尿器科 等で手術を受けられた患者様の定期検査も受け持たせていただいております。

適切な療養環境の元で一日も早い回復を願いつつ、万が一何らかの変化があった場合には、遅滞なく外科系・内科系・放射線科・麻酔科・歯科 等、必要と思われる病院専門医に適切に紹介させていただきます。

化学療法(抗がん剤治療)

最近では、手術の後に1~数年間の抗がん剤治療を行うケースも増えてきました。根治を目指すためには妥当な治療方針ではあるのですが、「遠くの病院まで行って手術を受けたものの、術後に1年間の抗がん剤治療を勧められて途方に暮れてしまった」といった話も聞きます。

あおぞらクリニックでは、病院主治医の先生と連携を図りながら、根治手術の後に行う術後補助化学療法(TS1、ゼローダ、nab-PTX、XELOX、SOX、ホルモン療法 等々)を中心に、抗がん剤治療を行っております。

基本的には「エビデンス」や「ガイドライン」に則った治療方針を採りますが、個々の患者さんの病状や、場合によっては「患者さんの人生観」まで念頭に置きながら柔軟に対応していくことも大切だと考えております。

周辺医療機関とのネットワークを生かし、地域の医療資源を最大限に活用しながら、クリニックとして地域の皆様のお役に立てるよう努力していきます。